斎木 楊
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「〇〇が仕事辞めるらしいよ」
組織の中で、今まで一緒に頑張ってきた人や、けっこう関わりがあって割と親しかった人が辞めると聞いたときに、色々と思うところがあると思います。
自分が仕事を辞めたことがある人であれば、その時の気持ちが少なからず分かるので、辞めたことがない人に比べると、辞める側に対して、ある種の共感みたいな感情は持てるかもしれません。
また、辞めたことがある側は、辞める側に対して、「自分も辞めたときは、辞められた側にこういう風に思われていたのかもしれない」という気づきも得られるかもしれません。
特に、よくないことをしそうなとき、してしまったときに、「自分がやったことは、やがてはね返ってくる」という「鏡の法則」的なものが出てきますが、辞めたことがある人の中でも、とりわけ、辞める理由や辞め方が、一般的によくないとされる要素(急にばっくれるとか)や罪悪感を感じる要素を孕んでいると、この鏡の法則が働いて、「あの時の自分がしたことは、こういう形で返ってくるんだな」ていうことが起こりうるとおもいます。
この手の感情的な気づきを多く重ねると、結局行き着く先は、別に辞めようが、辞められようが、「どっちでもいい」という半ば思考停止状態になります。
よく、辞めたから負けとか、もう終わりだとか、ここで辞めたら次でも同じことの繰り返しになるだとか、社会人としてどうのこうのだとか、辞めることにいろいろ使われるフレーズはたくさんありますが、
本音は、「好き勝手にどうぞ」なんだけれども、とりあえず、相手を慮ってみたり、自分が、辞めさせる原因をつくっていたかどうか、確認する目的と、ある種自己防衛的な狙いもあって、気遣うフレーズや応援するフレーズをとりあえず投げかけてるみたいな、実は、茶番劇が起きることもあります。
辞める側からしてみれば、「えっ、今までそんな関わりあったっけ?」とはおもいながら、(ここは良心の範囲だけれども)たてまえや”大人”のやりとりが発生したり、あるいは完全スルーということでも、実は問題なかったりするとも言えます。
極端な言い方をすれば、「自分の人生だから」ということなのですが、これと、「自己中心的である」と気づいている自分を天秤にかけたときに、最初は前者が勝っているのですが、あとあと、後者に悩まされる時がきてしまうかもしれません。
そのきっかけが、鏡の法則ではないけれども、自分が辞めたことがあった上で、辞められた時だったりします。
なので、この手の辞める側と辞められる側に、繰り返される出来事に対しては、毎回毎回、「思うところ」に向き合っていると、そもそも自分は他人ではないから、本当のところはわからないし、だらだら考えてもその答えなんてでなくて、「別にどっちでもいい」てことになる気がします。
なので、この組織を辞めたってことに対して、例えば、「もしかしたら、この組織のことを「くそだ」って思われているのかもしれない」と思うことが不毛で、実際に、辞めた側は、この組織は「くそだ」って思っていたとしても、大人の対応をする以上は、そんなことは微塵も表に出ないわけなんだから、
ここにリソースを使わないようにしたいとおもいます。
あるのは、ただただ「辞める」「辞められる」という事実関係だけであって、それ以上でもそれ以下でもなく、あとは答えがあるかもしれないけれどもわからないことに対して、自分の都合の良いように解釈を加えてダラダラとしているだけなので、暫く時間がたってから、
「別にどっちでもいいことになんで時間を使っているんだ」
ていう境地になるとおもいます。
参考記事
– 『林修の仕事原論』から学んだ大事な○○
– この思考法は身に付けたいなって思った思考法
– 一瞬でも転職について考えたら読むと役立つ本
– 悩んだ時に読むと役立つ本
– この展開はありえないという感覚
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