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起業するにあたり「ビジネスアイデア」のあり・なしは特に問題ではないことを理解しましょう
おっ!これは気の利いたアイデアだと思っても、そのアイデアを自分が知らないだけですでに
実践し実現している会社があったり、あなたがやろうとしているビジネスモデルでは
すでにうまくいかないことが証明されてたりする場合もあります。
そもそも起業の「本質は何なのか」を今回は考えてみましょう。
起業のアイデアはコピペ=成功者のマネでよい
起業を足踏みしてしまう理由の一つで、
最も多いのが「アイデアがない」ということだと思います。
たいていの場合は、最初の起業では資金もないので、難関である資金を「調達する」という作業をする必要が出てくる。
自分が何の事業をやるかすら決まっていない状態では、さすがに投資家や銀行や国などととコミュニケーションが取れない。
「果たしてどんな事業をすればいいかわからない」「起業のアイデアなんてわかないから会社経営なんてできない」
という理由で初めの一歩が踏み出せない人もいるだろう。
でも、起業にはアイデアは必要ありません。
特別なアイデアマンや才能をもった人だけが起業するわけではないし、
ましてや世界を変える画期的なアイデアや独創性、創造力なんてのももなくていい。
あなたが起業するときは、まず儲かっている人の商売、成功している人の「真似」から入るのが寄り道もせずに成功への階段を上るでしょう。
まかり間違っても、自分で気の利いたアイデアを思いつこうとして時間を無駄に使うことはもったいないです。
それはなぜかって・・・
起業経験もない人が、儲かるビジネスのアイデアなど思いつくわけがないからです。
「ニッチな分野で、皆に刺さるエッジのきいた尖ったビジネスモデルが強い」という考え方自体は間違ってもなく素晴らしいと思います。
ただし、あなたが考える「ニッチで尖ったビジネスモデル」が、本当にニッチで尖っているのかをどうやって証明するんですか
ましてや証明する方法がどこにありますか?
うん、これは気の利いたアイデアだと自分では思っていても、自分が知らないだけですでにそのアイデアを実現して成功している会社があったり、
そのビジネスモデルではうまくいかないことがあなたが起業する前からすでに証明されていて今はもうすでに撤退していたり、という場合が多いものです。
所詮起業素人の思いつく起業アイデアなんてのは、だいたいその程度のものであるということを覚えておきましょう。
起業初心者に「ニッチで尖った戦略」は作れません
すぐれたアイデアや起業戦略の方法は非常にシンプルでかつ間口が広いものです。
ランチェスター戦略に代表されるマーケティング理論の影響か、ニッチな市場ばかりにこだわる人もいます。
しかし、この行為は起業初心者であるあなたが真似できる芸当ではありません。
この業界に精通していなければ、このアイデアはニッチなのかどうか、エッジのきいた尖った戦略なのかどうかなんてわかるわけがない。
起業したばかり、あるいは新規事業の立ち上げ時には、それなりのお勉強コストを誰かに払わされることを覚悟しておきましょう。
起業当初は、間口を広く取っておき、その時の状況に応じて柔軟にピボットを繰り返しながらニッチな市場を探ったほうがいいでしょう。
多少時間はかかるりますが、いきなりニッチな市場をめざして間違った方向へ行って時間をロスするよりはマシです。
起業から事業内容の絞り込みには、早くて1年、長くて3年ぐらいはかかるでしょう。
そのためにもシンプルで幅広い間口を取り、その時の状況に応じて柔軟に柔軟に方向転換できるような仕組みにしておくことが大事だと思います。。
ビジネスモデルを考えるときに必要なのは、アイデアではなく生きた情報を取得できるようにしてください。
なんと「完全コピペ」で成功したドイツの企業を紹介
ここで、徹底的に真似をすることで成功を収めている事例を紹介しようと思います。
2007年に創業し、インターネットビジネスのスタートアップを200社以上を手がけてきた
ロケット・インターネットは、既存サービスの完全コピー、
つまり「真似」で有名なドイツのベンチャーキャピタル(VC)である。
オンライン小売大手のアマゾン、靴のサイトとして知られるザッポス、民泊サービスのエアビーアンドビーの真似としか思えない
eコマース事業を世界各国で立ち上げ、お金を出資し、数々の成功を収めてきた素晴らしい会社です。
日本のアパレルECサイト、ロコンドも同社から出資を受けて設立されました。
ロケット・インターネットは年間10社以上の企業を立ち上げるそうだが、
半年以上真似してもうまくいかなければさっさと見切りをつけ、また新たに儲かりそうなビジネスモデルを立ち上げる。
もちろん、これらも既存サービスの真似で起業しているのです。
なんとも顰蹙を買いそうなビジネスだが、これがうまくいっているのです。
冒頭でも書いたように起業にアイデアはいらない。
成功している事例の真似で十分であることがおわかりいただけただろうか。
さて、こうなるとさっそく自分で事業を立ち上げたいと思うところだが、
ここで注意したいのが、起業早々に事業分野を絞り込まないことである。
シンプルで間口を広くということです。
ニッチで尖ったビジネスモデルがいいからといって事業をこれでもかと絞り込み過ぎたり、
複雑なビジネスプランを立てたりすると、自分の予想が外れてうまくいかなかったときに
ビジネスの方向転換ができなくなるので非常にリスクが大きいです。
ビジネスを立ち上げてからしばらくは、事業の間口を浅く広く取っておきましょう。はじめは単純で包括的なプランでいいんです。
まずは「これからは動画が来そうだから、動画の事業にする」
「今後はスマートフォンが普及するから、アプリをつくる事業をやる」
これぐらいのゆるい感覚で決めてみましょう。
事業がうまくいき、業界の状況がわかってきたら、ニッチなところに絞り込めばいいです。
注意としてはビジネスの方向性自体が間違っていると、いくら間口が広い事業でも致命的となる。
大きなトレンドや情報だけは見誤らないようにしたい。
見誤らないためには、人口推計など短期間で大幅に変わることのないデータ、
信憑性の高い指標を参考にして事業を考えるのもおすすめだ。
例として「今後は少子高齢化が進むから○○○なビジネスモデルを作ろう」
こんな感じでやったほうが、予想が外れにくい分、手堅いビジネスモデルを描けると思います。
それからもう一つ。
アイデアを真似してほしい最大の理由は、類似企業がないと投資家や銀行などとコミュニケーションをとりづらいからだ。
投資家は利益を得るためにお金を投資をしている。
エンジェルの個人投資家だろうが、ベンチャーキャピタルだろうが
ある程度の事業イメージが湧かないと、投資家達の判断にも支障が出てしまう。
仮にあなたが優れた事業モデルを思いついたとして、次に資金調達が必要であれば、
まずは投資家にやろうとしていることを正しく理解させる必要がある。
どんなにあなたの考えが正しくても、類似事業等でどの投資家もあなたを理解できないなら、その事業で資金調達はできない。
その際に、「海外のこの企業と似ているんです」「うちは○○業界のガリバーです」「この事業は○○をリプレイスしています」と一言で言えると、
収益モデルや事業の成長イメージが湧きやすい。
やっぱり、一言で共通理解を得られるというのは、強いのだ。
ただ、これも相手の担当者にもよるし、相手がエンジェルなのか証券会社なのかVCなのかによっても、刺さるもの、刺さらないものが出てくるだろう。
そういうわけで、起業当初はざっくりとした事業内容にしておく。
そして、数々の方向転換を柔軟に繰り返し、小さな成功を積み重ねながらオリジナルな事業内容を投資家たちと一緒に探っていくことをおすすめしたい。
これは、単なる真似に過ぎないかもしれないが、しっかりとした投資家とのコミュニケーション戦略でもある。
この項を読んで、「なんだ、人の真似をするのかよ」と思った人がいるかもしれないが、そもそも人の真似をすることって難しい。
あなたはイチローのバッティング動画を見て、完コピできるだろうか?
優れたビジネスモデルを真似することは非常に難しい。
いざ真似をし始めると、表面的に真似をするだけではだめで、
裏でどのようなことが行われているのかをしっかりと見抜かなければならないことがわかる。
起業アイデアは、良い手本の真似をしながらあなたの起業センスを磨いていこう。
優れた起業家は「ピボット」をおそれない
起業家は「ピボット」が大事である。
ピボットとは、バスケットボールの用語にもある有名な言葉だ。
片足を軸として固定し、もう片方の足を全方位に動かして相手のリズムを崩し、
パスやショット、ドリブルといった次の動作に移りやすくするために行う動作をピボットといいます。
起業すると、まず事業計画どおりに事が進むことは99.9%ありえません。
想定外、予定外のことが必ず起こり、思わぬトラブルがあなたに降りかかることもある。
そんなときにテンパって脳みそや体が硬直していては、物事は解決しません。
想定したことと違うことが起こったならば、冷静になり戦略を柔軟に変えることです。
事場合によっては事業内容自体を全部見直すなど、迅速にピボットをすることです。
それが事業を長続きさせるコツでもあります。
最初に起こした事業を最初起業記念としてなんとしてもやり遂げなければいけないということはありません。
起業家とはビジネスの世界で生き残り荒波を乗り越え、成功することが最も大事なのです。
例えば、dely株式会社代表取締役の堀江裕介氏、ココン株式会社代表取締役社長の倉富佑也氏は、
いずれも1992年生まれの起業家です。
2人に共通しているのは2人とも学生時代に起業し、想定外でのピボットを経験し、
その後の事業で飛躍したということです。
優れた起業家はピボットが得意なことは言ううまでもありません。
堀江氏は起業当初に始めた出前のポータブルアプリをやめて料理動画レシピのサービスをスタートさせ、
今や世界最大級のレシピ数を誇る料理動画サイトに成長させました。
倉富氏は中国でベーグル専門店を出店し、一時は成功したもののトラブルが発生して事業を撤退。
その後、ソーシャルゲーム向けのイラスト制作事業をメインとする会社を立ち上げ、
現在はサイバーセキュリティやクラウドソーシングの領域で事業を成長させています。
今年失敗しても来年成功したら「成功者」である
ビジネスでも何でもそうですが生き残るためにはつまらない見栄を張らないことです。
例えば、事業が赤字になっているのに、その事業をストップさせるのが恥ずかしい、周りにどう思われるか、
取引先に迷惑をかけるかもしれない、などの感情は、意思決定を遅れさせる原因になる。
判断が遅れれば、結果的にもっと迷惑をかけてしまうことにもなりかねない。
時と場合によっては、人に迷惑をかけることもおそれないで決断することです。
期せずして周りに迷惑をかけてしまうことがあっても、
次の年に成功していれば、あなたは「成功者」と言われるだろう。
ビジネスの世界とはそういう世界です。
起業した瞬間から2つのゲームが始まっている
ここでは投資家とのコミュニケーション戦略という話をさせてもらいますが
よく起業初心者が混乱しがちな話があります。
それは投資家としての観点から考えているのか、
代表取締役としての観点から考えているのか、
どっちかわからずにぐちゃぐちゃになっていることがよくあるのだ。
起業が持っている独特の世界観ではあるが、あなたがもし起業したとしたら、
その瞬間から2つのゲームが同時に始まるのだ。
投資家としてと代表取締役としての…
イメージしていただきたい。
起業した瞬間に目の前に2つのボードが並べられ、同時に2つのゲームが始まります。
それは代表取締役としてのゲームと、株主としてのゲームです。
ここで重要なのは、サクッと起業してサクッと売却する皆さんが重視すべきは、
株主としてのゲームの方であるということです。
会社経営が始まると、代表取締役の○○ですと自己紹介することが多く、
自分は代表取締役であるという認識が強まってしまうのかもしれませんが、
自分は代表取締役という存在である以前に株主なのだという自覚を強く持ちましょう。
実際、役員報酬としてのゲームを本戦だと考えてしまうと、正直しんどいです。
はっきり言いますが、役員報酬で資産形成しようとしても、なかなか資産は増えません。
税金はビックリするほど増え、良いものを買うために支出も増え、急な出費でもあろうものなら、
年収1000万円だろうが3000万円だろうが貯金なんてできやしない
芸能人やスポーツ選手でも、年収が高くても貯金がたいしてない人は山のようにいます。
資産形成をしたいなら、どこかで一発ガツンと稼がないと、お金なんて貯まらないのです。
チャリンチャリンとあなたのポケットにお金が入ってきても意味がない。
ワンショットで稼ぎ切らないと、手元にお金なんて残せません。
株主としてのマネーゲームがあなたの本戦なんだと気持ちを切り替えましょう。
これはどういうことかというと、サクッと起業して、サクッと売却するには、
自分の会社の値段を常に客観的な視点で見ていなければならないということである。
株主の立場に立ち、自分の経営する会社を俯瞰的に見て、現在の価値を常に電卓で叩かなければならない。
もし、あなたが上場企業の株を買ったら、常日頃その企業の株価をチェックして、
上がってるのか下がってるのかと一喜一憂しいまどうなっているか確認するだろう。
無論、自分の会社も絶隊にそうすべきです。
あなたは、代表取締役という視点も持ちながらも、株主の目線も持ち、会社が今どういう状態なのか、
売り時なのか、そうでないのかを、会社を一つの「商品」としてあなたは見ることをしなければならないのです。
いつか会社を売却することを考えるのであれば、経営者としてではなく、
株主としての目線を大切にすべきであることは理解できましたか。
初めて起業をした人は、「資金計画」を物凄く気にしがちだが。これは代表取締役の観点からの話です。
株主としての視点でもある「時価総額(バリュエーション)」や「持ち株比率」も、資金計画と同じくらいよく考えましょう。
株主という別の視点で会社を見れば自分でも客観的に見れるので
是非、株主の目で見ることを意識しましょう。
売って一儲けという視点もお忘れなく
経営に必要な知識をどうやって身につけるのか
起業家にはファイナンス周りの勉強が欠かせない。
起業したら、まずはファイナンスの知識をつけることをおすすめする。
もっと言えば、起業家の必須科目は、ファイナンス、会計、法務、税務です。
そうです数字ですね。数字はあなたを裏切りません。
これらがわからないと、ルールをわからずにゲームをプレイするに等しい。
起業家は自分に必要な知識を、自分で都度考えて身につけ続けなければならない。
その為には自分に投資することをお忘れなく。
しかも、単に知識を頭に入れるだけではなく、これらを実地の経営に落とし込んでいかなければならない。
これはもう、学んで試す、失敗しては軌道修正する、を繰り返すことでしか身につけることはできない。
これは経験するしかないですね。机上の空論ではなにも出来ません。絵に描いた餅です。
もちろん、専門知識をもつ社員や、外注先となる専門家の力を借りながら打開していくことはできるが、
自分に一定の知識が存在しないと、誰にどのようなことを頼めばよいかすらわからないですし
頼んだ相手の言いなりになってしましますね。
また、こうしたわからないことがある局面で、どれだけ知識やノウハウを吸収するか、意識的になるかならないかで、
その後の起業家としてのあなたの伸び代は大きく変わってきます。
「わからない」をわからないままで済ませていてはならないからです。
勉強の方法としては、本を読むとか、セミナーを受けるとか、いろいろな手段があります。
ご自身にあった方法で打開してください。
「わからない」をわからないままで済ませてはダメです。
どうせお金を払っているのだから、身近にいる専門家を使いこなせばいいんですよ。
起業してまず付き合いの出てくる専門家といえば、まず税理士が挙げられる。
ほかには、弁護士や弁理士もそうだし、士業以外ならシステム開発会社やPR会社なども挙げられます。
これらの専門家に、同じ金額を払っていかによいサービスを受けられるか、
言い方は悪いが彼らをいかに使いこなすかは考えたほうがいいです。
お金を払ってあとは丸投げ、では浅はかですよ。
深い知識を身につけましょう。
起業で成功するコツは「バブル」を作り出すことです
起業で成功するには、同じ向きを同じ速度で走ってくれる船を一定数集めないといけません。
誰もが、自分よりも勢いがあり、流れに乗っているところと一緒になりたいと思い、
情報収集したり、業務提携先を探したり、パートナーを探したり、サービス導入を検討したりしている。
これは、資金調達や採用だけでなく、サービスやプロダクトの販売活動でも同じことだ。
営業で最も聞かれる質問は、ずばり「どこが導入しているのか?」ということである。
誰もが勝ち馬を探してます、あなたも負け馬と一緒になるのなんてまっぴらごめんですよね。
起業とは、ある種、このジレンマとの戦いである。
本当は、起業家たちは心の底で「今付き合ってくれなかったヤツらとなんて、一生付き合うものか」と思うであろうが、
そうも言ってられないのが現実です。
自分にメリットがあれば時期など関係ないですよね。
こちらが少し大きくなったらまた声をかけていく、ということを繰り返しながら、
実績と信用を作っていかなければならないのだ。
お金は信用で成り立っていますからね。
このジレンマを乗り越えるには、あなたの「バブル」を作らなければならない。
バブルとはなにやらネガティブな香りのする言葉であるのは気のせいでしょうか。
実態以上に、泡のように膨らんでしまい、泡がはじけたらほんの少しの小さな石鹸しか残っていない。
実態が伴っていないのに、自分を大きく見せるなんて詐欺じゃないかという真面目な人もいるかもしれないが、
なにも詐欺を働けと言っているわけではありません。
自らが作ったバブルに追いつけるくらいの努力を必死にしなさいという話です。
そういう意味では、起業は、バブルを作り出す努力とバブルに追いつく努力の両方がきちんと組み合わさらないとうまくいかない。
この起業家はイケてるとか、
このサービスは今人気だという噂を業界のキーパーソンになるような人が聞きつけてポジティブな評価をしたり、
そのサービスを導入したりすると、ますます周りの期待値は高くなります。
その期待値を担保に、資金調達したり、大きな仕事を請け負ったりすれば、
さらに期待値は上がり、当初の実態からは想像もつかないくらい大きなことを成し遂げられます。
あなたが作った会社やサービスがみんなから期待され、どんどん期待値が上がっていく。
本当はとくに何か変わったわけでもないのだけれど、そうでもしないと起業なんて成功しない。
批評される勇気を持たねば始まらない。
批評は創造を促す。
批評されるからこそ、会社を成長させ続けることができるのです。
批判を受けて突き進むには相当な覚悟が必要です。
その重荷を背を得ないのであれば考えを改めたほうがいいと思います。
それに、期待値を上げるのは難しいが、期待値が下がる速度は異常に速い。
だから、力技でバブルを意図的に作り出すのだ。
立ち上げ期の起業家の強みなんて、小回りが利くこと以外ほかにない。
物凄いスピードで熱を生み、量をこなして量質転化させるのだ。
このような状況を意図的に作り出していくのが起業のコツである。
起業バブルを作り出す真意は、事業を立ち上げる、並走してくれるパートナーを見つける以外にも存在します。
売れる会社を作るには、あなたがいなければ回らないという状態ではいけません。
あなたは代表取締役です。
株主という目で会社を見て行動してください。
あなたは会社を売却するわけだから、あなたがいないと会社が回らないのでは、当然その会社は売り物にはならない。
だからと言って、社長不在で回る会社なんて、
どんなに大きくなってもあり得ない。ソフトバンクだって、孫さん不在なら勢い半減だ。
会社を売ろうとすると、この矛盾とは向き合わざるを得ない。
どうしなければいけないかというと、社長のブランド化だ。
マネジメントの究極論は社長のブランド化である。
立ち上げた最初のうちは、自分で何でもするべきだ。
しかし、徐々にその業務を人に引き継いでいかなければならないフェーズが存在する。
最終的には、社長が好き嫌いの判断だけをできる立場になることだ。
会社らしさをみんなが理解して何も言わずに動いていけることが、マネジメントのゴールであります。
社長が何もしなくてもよくなるというのとはちょっと違う。
現場仕事に追われなくなるからこそ、伸ばすところを伸ばせるようになると言った方が近い。
仕事を断るのも仕事のうち
起業してすぐの頃は、小さな仕事を頼まれるだけでもありがたい。
誰かが声をかけてくれるだけでもうれしくなってしまうものですよね。
ましてや最初のお客さんなんて一生お付き合いしてもいいと思いませんか。
だからといって、何でもかんでも仕事を受けてしまうのはよくないですよ。
起業したら、自分のやるべき仕事でないものについては断る勇気を持たなければなりません。
あなたに付いてきてくれる仲間や社員を守るため。
会社の立ち上げ時期は、一つひとつの仕事が大切であるのは理解できます。
それは、来た仕事をすべて受けろという意味ではなく、いかにいい案件を担当させてもらえるかが大事だという意味です。
事業を軌道に乗せるには、はじめが肝心である。ここで受ける仕事があなたの会社のイメージを決めるし、
最初期に受けた案件が次の案件も呼び込んでくれる。
いい案件を担当していると、「あの仕事をした会社なら」と信頼度もアップしてまた依頼されます。
最初はお金もなく苦しくても、自社の方向性と違う仕事は絶隊に受けないでほしい。
ここで、「もらえてありがたいから」という理由で妙な仕事を受けてしまうと、仕事をした気分にはなれるが、
質のいい仕事が飛び込んできたときにその仕事を受ける余力がなくなってしまいます。
手が空いたときには、すでにいい仕事は別のところにいってしまっているという負のスパイラルから抜け出せなくなってしまうので
会社のイメージも立ち上げ期に来た仕事に左右されてしまうものだ。
受ける仕事によって、社内に蓄積されるノウハウも変わってくる。
見当違いの仕事ばかり受けていると、事業がうまく立ち上がらない。
最初こそ、苦しい時期はあるかもしれないが、一つひとつの仕事を見きわめ、選ぶようにしよう。
成功している事業なり成功者からコピペしてニッチな事業を見つけよう。
代表取締ではなく株主として自分の会社を俯瞰的に見れる目を養い情報やトレンドを
受け取るアンテナを常に張り勝ち続ける起業家になりましょう。
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