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宮岡です。
先日、ある業界の社長さんの講演会に参加しました。その業界ではトップの人で、周辺業界でも名を知られている、一部界隈では超有名な方のセミナーです。無料だったので野次馬根性で参加しました。まあバックエンドがあるんだろうなと思ってたら案の定オファーが来たのでそこで会場を出ていきましたが…
そのセミナーでとんでもない話を聞きました。世の中の「社長」と呼ばれる人は、ほとんどが感覚とザル勘定で経営しているそうです。なので運良く軌道に乗りだしても税務調査がはいると追徴金ガンガン取られてつぶれたりするといってました。ふつう課税は利益にされるのですが、追徴金は売上にかかるので経費が多ければ多いほど致命的になるわけです。冗談のような話ですが、笑えません。じつは心当たりがあるからです…
「計測する」ということ
サラリーマンや雇われて働いているとなかなか意識しないかも知れませんが、勤めている会社組織にはかならず「社長」というのが存在します。その社長が会社という組織をもってるので、そのなかに組み込まれて働いているということになりますね。
ところで社員がこなす仕事ってありますよね。ふだんから会社勤務している場合、部署ごとに仕事内容は違うと思いますが、毎年一定量はこなしているはずです。この仕事量はどうやって、またはなぜ決めていると思いますか?
じつはあれは社長や経営担当が、今後3~5年以内にどのくらい売上を伸ばしたい(伸ばさなきゃいけいない)という目標から逆算して、1年あたりの成長戦略をつくっているのです。その仕事内容を部署ごとにふりわけて処理させる。とくに営業部なんかは月ノルマ何件、達成率何%で職場内ランク何位とか定期的に発表があって、それが昇進や昇給に露骨にからんでくるとかザラです。身の毛もよだつ思いがします。
まあまともな企業ならノルマ達成できたか、できなかったら原因は何か、対策はどうするのかくらいを上司に報告して終わりだと思います。ここで冒頭の「ヤベえ会社」の心当たりとして1回すさまじいなと思ったのは、ある中小企業で建設の下請けで、そこに就職した人から聞いた話です。その会社は俗にいうブラック企業で、営業目標がないんだそうです。
「とにかく1件でも成約とってこい!」
おわり。てぶらで帰ると社長に殴られる。成約したらしたで次の日成約できなければ殴られるので誰も成約とってこないみたいな会社が本当にあるそうです。ちなみに金がないので営業チームが社長直属で経理以外は数名の営業マンがいるだけ。
殴られた時点で警察呼べよと思ってしまうのですが、それ以前に「まともな目標を設定してくれる神企業」と「無茶と拳を振ってくるクソブラック企業」の違いはなんでしょうか?
答えは簡単です。きちんと計測してるかどうか!!!
ビジネスを数字のゲームにする方法
さすがに生身の人間の営業成績を数字で管理するのはむずかしいですが…回る件数に限界があるのでデータが少ないとか、人それぞれ上手い下手があるので。
ネットビジネスなら計測することは簡単です。ブログに何人訪れたのか?きた人の平均PVは?そのうち何人がメルマガに登録するのか?メルマガに登録後はどのくらいの反応率か?etc…
メルマガでの反応は配信スタンドにそういう機能があるので、設定すれば利用できます。おすすめスタンドはオレンジメールやMyASPです。
ブログに関しては自分でツールを仕込んでおくしかないのですが、無料のツールでもかなり高性能なものがあります。グーグルアナリティクスは鉄板ですね。ほかに探せばいくらでもあると思いますが、重要なのは自分で設定できるブログをもつということです。
つまりビジネスやるならサーバー借りて独自ドメインのWordPressブログくらい用意しろやと言いたい。
「全部数字で管理するとかメンドクサ…」と思ったあなた、別に全部の数字をイジる必要はないです。ただ起業するなら絶対に「把握」だけはする必要があります。あなたは社長です。自分のビジネスについて聞かれたらどんな質問にも即答できなければなりません。
・平均PV/UUはいくつ?
・LP遷移率
・LP登録率
・セールスレタークリック率
・購買率
ざっとこれらの数字は小数点第2位まで答えられるのが優秀な経営者です。で、管理すべき数字が5個じゃ多すぎます。どうするか。KSFを決めます。
管理すべき数字の個数をしぼってラクラク経営に
KSFとは?Key Success Factor(成功の主要因)の略です。事業に関連する数字のうち、売上に直結する最重要な数字で、コントロールできる変数であることが条件です。
ようするに自分でチョロチョロいじれる数字のうち下げたらヤバいやつ2つか3つです。それ以外の数字は無視します。正確には固定値と仮定して放置します。「そこを改善しても売上にはならないので手を付けない」ということです。
たとえば情報商材アフィリならKSFはブログ来訪者数とステップメール登録率です。なぜならアフィだとセールスページと価格と商品内容は自分で変えられないし、ステップメールもどうせうまくかけないはずなので反応率は有象無象だからです。ということは売上をあげるには単純に見込み客を増やしつづけたほうが早いという判断になります。もちろんこれと並行してライティングスキルを高めればステップメールの反応率は改善するのであたり前のこととしてすべきですが。
実店舗で考えればマクドナルドのKSFは一日の来店者数と客単価です。もっともマックはブランドがあるので、あのM字の看板を人通りの多い場所にだすだけで来店者数は確保できます。あとは客単価をあげればいいので、メニューから単品表記をなくしてセットしか頼めない感じにしたり、「ご一緒にポテトとドリンクはいかがですか?」って一言いわせるということになります。この前マックに入ったらセット表記しかみえなくてひたすらポテト食べるという拷問を受けました。やることがせっこ…
まとめ
・経営するならかならず数字で把握しないとだめよ
・ほとんどの数字は把握するだけでOK
・KSFの策定だけ慎重に
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