斎木 楊
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自分がやりたいこととか、好きなことがみつからない。
今やっている仕事がどこにつながっているかわからない。
自分が抱いていたイメージとは違う。
新年度がはじまってから、この連休中に早くもそんな感情を抱き始めた方、あるいは抱いていたけれども改めてそんな感情を抱いている自分に気が付いた、という方もいるんじゃないでしょうか?
この手の疑問に対して、よくよく悩んだ末に導き出せる解の一つとしては、
「まだ今やっていることに対して、とことんやりきった訳ではないから、決めつけたり、思い込みをしたりするのは良くない。もっと納得が行くまでやりきれば、面白さを見つけることができるかもしれないし、新しい発見もあるかもしれないし、取り組んでいるうちに好きになれるかもしれない。」
要するに、まずは、納得が行くまでやりきってから結論を出してみる
というものがあります。
とはいうものの、そもそも続ける意味もモチベーションも見出せない圧倒的なやるせなさを感じてしまう場合もありますよね。
自分もそうでしたが、そういう時に、自分の見方を変える、ちょっとした考え方の工夫について、シェアしたいと思います。
何をするかより誰とするか
今やっていることに対して、価値を見出せないと決めつけてしまう、もしくはやりきっていないけれどももう価値はないだろうと思い込んでしまうときは、そう考える対象が、「今、自分がやっていることに対して」であるからだと思います。
自分がやっている目の前のことを対象に考えると、やっていることの意味とか価値とか、なんのため?っていう考えが出てきてしまいますよね。
でも、そこを一歩引いて、目の前のことが楽しいとか本当にやりたかったことかどうか、好きなことなのかどうか。そんなものはわからないけれども、それをやるにあたって、一緒にやる人が楽しいかどうか、尊敬できる人が近くにいるかどうか、メンター的な人が身近にいて背中を後押ししてくれるかどうか。「誰と一緒に取り組むか」っていう視点で見てみると、また違った視点で、今取り組んでいることに対して向き合えると思います。
この考えに真剣に向き合った結果、当時の自分の場合は、「退職」を決断しました。
なぜなら、「誰とするか」という点に関していえば、当時の組織にいる価値を見出せなかったからです。
これは、必ずしも、周りのせいにしたり、ダメだと否定したりしているわけではなくて、素直に「このままいったらどうなるのか」という疑問を自分にぶつけた時の答えが、明るいものではなかったからです。
よく、一緒に入った同期とか、同じ組織の先輩上司とかのつながりは、ご縁だともいい、自分で選ぶことができないという事実があります。
似たような考え方は、小学生の時に、日本人が1億3000万人いて、その中のクラスが30人で、これは奇跡なんだよっていう教えを当時の先生から言われたこともあって、そういう発想にも端を発しているのだとも思いますが、
自分はちょっとドライですが、
「たまたま場所とタイミングが一緒だっただけで、それ以上でもそれ以外でもないんじゃないか」
と考えるようにしています。
「一緒になったご縁を大切にする」、「裏切るようなことはよくない」、なんて謎のこだわりに執着したり、「せっかく入った組織の人間関係は大事にしないといけないんだ」、「他人のいいところをみるようにして、目上の人は尊敬することが大事なんだ」なんて忠義心溢れるいい子でいると、かえって自分を追い詰めてしまうこともあるからです。
自分がやっていることが、やりたいことかどうかわからないけれども、一緒に取り組む組織がよければ、頑張れる、ということであれば、それはそれで継続する価値があるとおもいます。
けれども、一緒に取り組む組織に対して希望が見出せない場合は、それは早めの決断をすることの方が、もしかしたら自分の人生にとって良いかもしれません。
なぜなら、もっと自分を高めてくれたり、影響を与えてくれる人は世の中にたくさんいるからです。
本を読んだり、読むだけでなく会いに行ったり、行動の幅を広げてみれば、今いる組織だけが解だけではないことに気づくことができます。
色々会ってみた中で、逆に今の組織の良さにも外から気づくこともできるとおもいます。
新しい環境の方が自分を高めてくれると思ったら、転職をすると良いですし、自分が目指す方向性を既に体現している人に出会ったら、同じ方向性を目指す道を進むこともありだとおもいます。
今、少しでも、
自分がやりたいこととか、好きなことがみつからない。
今やっている仕事がどこにつながっているかわからない。
自分が抱いていたイメージとは違う。
という悶々とした感情を抱いていたら、
「何をするかどうかではなくて、誰とするかどうか」
という視点で考えてみると、違う気づきがあるとおもいます。
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