斎木 楊
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自分なりの「ブラック」を定義してみる
ある人が、所属する企業をブラックとみなして辞める一方で、
その企業に所属し続ける人がいることを考えると、
ブラック企業というのは、その人の捉え方によって、
定義が異なる、極めて主観的なものなのではないか、
という考えに至ります。
自分の会社を「ブラックだ、ブラックだ」と言っているのに、
なぜ辞めないのかなっと疑問に思ったことがあります。
会社と関わることによって、
生命の危機を若干であれ、感じるようであれば、それはブラックと定義して良いと思います。
ただ、そうではないけれども、無意識にブラックだというワードを発しているのであれば、
一度立ち止まって、
「どこが」「何が」、
ということを、自分に問い聞かせることが大事なんじゃないかと考えました。
なぜなら、そうすれば、解決方法が見出せるかもしれないし、
自分にとって不都合な状態を全てブラックとみなしてしまっては、
同じことを繰り返すことになりかねないからです。
要するに、ブラックの解像度を上げることが大事です。
ちょっと嫌なことがあったら即ブラックとしまっているのか。
実はそこまでではないけれども、ブラックと発することで、そこで頑張っている俺はかっこいいと粋っているのか。
やりたくないことをいやいややっていたり、何かを犠牲にしながらやっている状態に対して、
それをやらされていると捉えることによって、ブラックとしているのか。
ただ、それが自分が選んでやっているという事実があって、
本当にブラックだったら、うだうだ言わず辞めるという行動が結果として伴うという事実を考えると、
辞めるよりプライオリティが高い何かが自分の中にあるということになります。
コネで入社しない限り、就職活動や転職活動などで、
面接の時に、やりたいことや、将来のビジョンなどを語る場面が少なくともあって、
その言葉の内容に信憑性があったのか、それを語るあなた自身に魅力があったのか、
企業に採用され、自分が就職した事実を考えると、
自分の中に何らかの納得感があったと考えられます。
最初は、お金があまりなく、右も左も分からないこともあって、
がむしゃらにやっていたはずなのに、
だんだんと慣れてくると、目線が変わってきて、
いろいろ「おやおや」と気づくようになって、主張が芽生えます。
ライフラインが保証されて、心の余裕もできてくると、
徐々に、働くことによる時間と精神の制約が大きく感じられ、
だんだんその企業は、黒くなってくる可能性が高まってきます。
でも、直面すれば分かりますが、独立当初に寝ずにがむしゃらに何かをしようとする心理状態は、
ただ単純に長時間労働をブラックとみなすレベルをはるかに超越していると言えます。
違いは、自分が選んでやっているかどうかをどの程度自覚しているのかということと、
覚悟の重さです。
それから、あとがないという自覚が強まるほど、
生のプライオリティが必然的に高まるので、もはやブラックとか言っている場合ではなくなってきます。
つまり、生のプライオリティが強くなればなるほど、ブラックのラインは変わってきます。
ということを踏まえて、
「なんで自分の人生なのに、他人が決めたルールに従わないといけないのか」
「自分の人生なんだから、自分でルールを作りたい」
など、自分の中に軸があるのであれば、
軸から外れた瞬間、全てブラックとなってしまう可能性を孕んでいるので、
独立を考えた方が良いと思います。
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