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起業を考えたら、戦わずして勝つ

満員電車がやだやだと文句を言いながら、なぜ人は毎日同じ電車に乗るのか。

満員電車によって、
初っ端からからすでに体力を消耗した状態で、
なぜ1日をスタートしないといけないのか。

この学びを微塵も生かすことのない日常は何か。

電車に対して哲学的になったことがあります。

席や空間を確保するために戦って勝とうとするのではなくて、
戦いを避ければいいのではないかという発想を持ちました。

電車内の不毛な争いにエネルギーを費やすのと、
早く起きて早く現地に入り、
空いた時間を有効活用するのとでは、
どちらが勝利と言えるのか。

これを例に使っていいのか戸惑いますが、
孫子の兵法の最も分かりやすい例だと思います。

といいながら、今度は、
いそいそと早く現地に行って時間を有効活用しようとカフェに行ったら、
実はすでに自分と同じ発想の人が多く、カフェが混雑していました。

せっかく気持ちの良い朝を過ごせるかと思いきや、
あげく、高齢のご夫婦が、でかい声で愚痴をこぼしていたので、

「朝っぱらから勘弁してくれ」

と後悔しましたが、
その会話の中に本質を突く正論が聞こえました。

「電車のせいで遅れてしまったことを遅刻の理由にする人がいるけれど、
そもそも始発レベルで早く来ていれば遅れるということはありえないから、
電車遅延は遅刻の理由にはならない」

シビアなシニアだなと思いましたが、
おこがましくも、
シンパシーを感じました。

自分から見てですが、
ハイレベルなステージがそのカフェでは成立していて、
中にはコンセントをしっかり確保し、
あたかもな自分の家であるかのように、
がむしゃらに作業をしている強者さえいました。

自分のものさしだけで物事を見ると、
実はそれが見当違いだったり、
ある特定の人たちから見たら、
普通とか至極当然である場合があるという学びを覚えました。

要するに、すごいとか、自分は頑張っているんだとか、
そういう自分の尺とか基準は、
相対的に見るとあまりあてにならない可能性があるのではないかということです。

カフェにいかに早く着くかというマウンティングのために、
もっと早く起きようと、己との勝負に固執していた時期もありましたが、

「あれ、何を目指して何と戦ってるんだっけ?」

という、満員電車と同じ原理が働いていることにゆくゆく気づき、
ループに陥っていることに気づきました。

その結果、

「そもそも満員電車に乗らない、または乗る必要がない」

という前提を作り出せば、
戦わないどころか、戦いに参加する余地すらなくなりませんか。

この、あたかも高みの見物をしているかのような域に達する状態がゴールです。

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