menu

起業 転職 「自由からの逃走」を越えろ!

現在の私たちの危機的状況と、そこからの脱却の方法について書いた。いま、新しい「希望」が芽生えている。

The following two tabs change content below.
Tommy
「半農半X」。自分の田畑のことから、どうして「農」なのか?「X」は何をどうしたら良いか?無肥料自然栽培、新規就農、ダーチャ、安全な食、そして背景となる現実社会と精神世界などについて書いていきます。どうぞメルマガもご覧ください。この発信がお役に立てたらうれしいです。

あなたはこんな言葉を使っていませんか?

例1
「ビミョウ」「フツウ」
子ども達に何か尋ねてこんな返事を聞くようになったのは、20年くらい前のことだったと思う。
そのやり取りから想像して、「ビミョウ(微妙)」は、「あまり良くない」と言いたいようで、「フツウ(普通)」は、「まぁ良い」を表すようだった。

例2
関西のお笑い芸人の影響か「・・・ですし~」「・・・だし~」などと「し」を語尾にして話すのが流行っていた。
「・・・だし」と言うので言葉の続きを待っていても・・・「続き」はない。

例3
あるプロ野球のテレビ中継で、試合後のヒーローインタビューに選手がマイクに放った最初の言葉は
「やっぱり・・・」だった。
???
「やっぱり」という言葉は、それまでの会話のやり取りが前提となって出てくるはずだが?

いくつか例を挙げたが、共通するものは何だろうか?
「ビミョウ」「フツウ」は自分の感想や評価をとても曖昧に濁して、「明言」「断言」を避けていると感じる。
「・・・し~」も言い切ることや断言することを避けていると感じる。
「やっぱり」はそれまでのやり取りで共感や同意を得たことが前提となるはずの言葉だから、これを第一声で言うということは「皆さんと同じように自分も」という(おそらく無意識の)意図があるように感じる。

共通するものは、「責任回避」だ。

では、なぜ、「責任回避」する言葉を使うようになったのか?

実は、そこには大きな危機を感じているのでこの記事を書くことにした。

その心理的な背景や社会の現状について考えてみる。

自由が怖い!?

「自由からの逃走」という本がある。

もう30年以上も前に読んだ本なのだが、私の人生の中で出会った特別な本の一冊だ。
この本の中でフロムは、ナチスによるユダヤ人の迫害や虐殺を例にとり、その心理的社会的メカニズムを解説した。

第一次大戦で敗戦国となったために大きな賠償を負わされたドイツは疲弊していた。
そこに救世主のようにヒトラーが現れたのであるが、何故あれほど熱狂的に盲従して、あれほど“非人間的”な行為ができたのか?
フロムは、社会(経済)の支配の下で、人が無意識に非人間化してしまうプロセスを書いていた。
そして、もしあのヒトラーが現れなかったとしても、他の誰かが同じようにしていた(させられていた)はずだ、とも書いていた。
つまり、多くの人々によって「独裁者」が作り上げられ、あのような行為を産み出していたのだということだ。

フロムの代表作とも言える『自由からの逃走』ではファシズムの心理学的起源を明らかにし、デモクラシー社会が取るべき処方箋が明らかにされている。フロムによれば人は自分の有機体としての成長と自己実現が阻まれるとき、一種の危機に陥る。この危機は人に対する攻撃性やサディズムやマゾヒズム、および権威への従属と自己の自由を否定する権威主義に向かうことになる。自分自身の有機体としての生産性を実現する生活こそが、それらの危険な自由からの逃避を免れる手段だと説いた。フロムは、バールーフ・デ・スピノザと同じく「幸福は徳の証である」と考えていた。つまり生産的な生活と人間の幸福と成長を願う人道主義的倫理を信奉するとき、人は幸福になれるとした。Wikipedia「エーリヒ・フロム」より

ナチ政権に人びとが簡単に服従してしまったのは、心理的には主として「精神的に疲労していたこと」と「あきらめの状態にあったこと」によるものと思われる。
この状態は現代における個人の特徴であり、民主的な国の人びとの心理においてさえ例外ではない。 「自由からの逃走」より

より大きな集団に属していないという感情ほど、普通の人びとにとって堪えがたいものはない。 (同)

「有機体としての成長と自己実現が阻まれるとき」、つまり、困難や危険や恐怖を感じた時、
人は「権威への従属と自己の自由を否定する権威主義に向かう」、つまり、身の安全のために「服従」や「隷属」を選択しようとし、より大きな「力」(集団、イデオロギー、権威、etc)の庇護の下に入ろうとする。

一方で、自立した個人としてはそれは耐え難い屈辱なので、そこにいろいろな言い訳をくっつける。
「命のため」「子どものため」「会社のため」「~だからしょうがない」・・・
結果的に、本来の自我は失われ、「力」に支配されコントロールされる「偽りの自我」を持つようになる。
「この名刺に書いた会社の肩書が私」「この高級ブランドに身を固めたのが私」「個性的だと言われるアイテムを持つこの姿が私」「この政党が私」「この宗教が私」・・・「言い訳」や「偽りの自我」を自分は認めたくないので、これが「正しい、本来の自分」だと思い込む。
つまり、このプロセスは「無意識」に行われる。

すると、どうなるか・・・
何か問題が起こっても、私個人は「力」の一部なので責任は私ではなく「力」にある、ことになる。
だから、私は「力」の一部からはみ出さないように、とても神経を(無意識に)使う。
そして、本来の自分ではやらないことも、操り人形のようにやってしまう。(ロボット化、非人間化)
仲間ではない者にはとても厳しい。昨日まで仲間だったとしても「脱退宣言」して異物化した途端、制裁は半端じゃないことになる。
さらに「リーダー」にはもっと厳しい。盲信の裏返しで、ひとたびダメ出しされた「元リーダー」は完全に存在を抹消されかねない。

一方、これらを無意識下に押し込めても、ふとしたきっかけで「ほんとうの自我」の叫び声が湧き上がって来る。
「何か違う!」「これは本当の私ではナイ!」「もうイヤダ!」
そして、イライラしたり、怒りや悲しみや絶望感を感じることになる。

最初に挙げたいくつかの言葉の使い方の「例」で、言い切らず、断言せず、曖昧に濁して責任を回避しようとしている背景には、このような社会の現実があると感じている。
「ルール」「常識」・・・「忖度」「コンプライアンス(法令順守)」「マニュアル重視」などの圧力に、私たちの本来の自我は圧し潰されそうだ。
多くの人が、諦めと絶望の中に沈みそうだ・・・それでも、なんとかして、なんとかして、生きていかなければならない・・・

どうすれば良いのか?

前出のWikipediaからの引用文の中に
「自分自身の有機体としての生産性を実現する生活こそが、それらの危険な自由からの逃避を免れる手段」と記されていた。

k.new

自分が、ほんとうの自分であるために

別記事1別記事2で、農業を始める人が増えてきたことを書いた。
それも、農薬や化学肥料はもちろん、有機肥料すら使わない「自然農法」を志す人が多い。

あるいは、絵画や書や音楽やダンスなどで自己表現しながら、それを生活の糧にしようとしている人・・・。

あるいは、ネット上で、ブログや動画(YouTubeなど)で自己表現をする人・・・。

偽りの自分でなく、「これがほんとうの私です!!!」という大きなメッセージを感じる。

「自分自身の有機体としての生産性を実現する生活」とはこういうものかも知れない。

ところで、絶対に忘れてならないことがある。
私たちを支配し、隷属させるメカニズムの根源についてである。
それは「経済」だ。
「経済」による支配が、この今の社会を規定し、私たちをコントロールしようとする。

だから、オーガニックな農業をやっても、歌やダンスを頑張っても、素晴らしい絵や書を創り上げても、「経済」の支配束縛の下にあっては結局は「お金のために」偽りの「生産」をおこなってしまうことになる。

私はここ数年のネットビジネスの世界を見て、驚いた。
資本主義経済のシステムの綻び、と言うか終焉を垣間見た気がした。
それまでは、我が国や世界の情勢を見ると、この資本主義の末期症状(=戦争経済)とともに人類は滅び去っていくのかと考えていた。
それほどまでにあまりに拘束力の強い、ガンジガラメの状況だ。
ところが、そんな中にあって、ひょうひょうとPC一台を片手に持って世界中をノマドライフ・・・。
組織にも時間にも、そして経済にも束縛されない「新しい人種」・・・。
ネットの世界をうまく活用した人たちの姿を見て、喜びや希望を感じた。

ひょっとして、その先に、ほんとうの「自由」が、
「自由な新しい世界」が広がっているのかも知れないと、期待を感じている。

「ビミョウ」とか「フツウ」とか、意味不明な曖昧な自己表現ではなく、もっと自信と責任をもった生き方ができる世界が広がっていくことを期待している。

経済の支配から自由になるために
わたしが感動して震えた「webセミナー」はこちらです。起業、副収入などをご検討中の方、必見です!
ゼロイチ・オートマティック・プログラム

深作浩一郎メルマガ登録

The following two tabs change content below.
Tommy
「半農半X」。自分の田畑のことから、どうして「農」なのか?「X」は何をどうしたら良いか?無肥料自然栽培、新規就農、ダーチャ、安全な食、そして背景となる現実社会と精神世界などについて書いていきます。どうぞメルマガもご覧ください。この発信がお役に立てたらうれしいです。

read-3048651_640「読むのが遅い」を改善するビジネス面での4つのメリット

剱岳起業家が登山をするのはそこに山があるから?

関連記事

  1. 8e0db9690b4151a5dfbe4658f929cdba_s

    新社会人ふてくされそうなとき

    「あいつはできない」って思われたい人なんて皆無だとおもいます。もうすぐ新年度がはじまりま…

  2. 2c06a85402ab452ddd8439ee3b14e675_m

    ビジネスを行う人の休日の過ごし方

    情報発信ビジネスをこれからしていこうと考えている方の中には、サラリーマンを辞めて、本業として…

  3. magnifying-glass-68204_640

    知らないと損する起業アイデア ネタの探し方

    そもそも起業にアイデアは必要ない?誰かがすでに手を付けている斬新なアイデア「斬新なアイデ…

  4. sad-lonely

    組織向いてない人の特徴と向いてない人が今すぐやるべきこと

    こんにちは、しょうりです。コチラでは、組織向いてない人の特徴と向いてない人が今すぐや…

  5. a9ed411fe35d0d72c67f2efdab7145b9_s

    物事を成功させるには小さな目標から徐々にクリアしていくと実現でき…

    こんにちは。小林です。今回はなかなか変われない自分に対していかにうまく変わっていくか…

  6. 1076930

    副業バイトがバレない4個の方法

    こんにちは、しょうりです。こちらでは、副業バイトがバレない4個の方法をお伝えしま…

  7. mountain-2699809_640

    最短・最速で成功する方法「モデリング」とは?

    起業を目指している方は恐らく起業に向けて日々勉強していることと思います。しかし、いざ起業…

  8. 804293f3b281ae48405fa4ce11ee30b2_s

    ウダウダ言わずに、さっさと稼げ!

    こんにちは、深作 浩一郎(ふかさくこういちろうです)先月の電気代明細を見てビビり…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP